
今年の七夕は、九州各地で甚大な被害が出てしまうほどの豪雨となってしまいました。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
夏の夜空の代表とも言える、織姫と彦星。
二人は年に一度、7月7日に天の川で会えることになっていますが、はたしてその星はどこにあるのでしょう。
夏の大三角を作る
織姫である織女星はこと座のベガ、そして彦星である牽牛星はわし座のアルタイル。ここまでは知っている人が多いです。
では、夜空ではどの方角にあるか知っていますか?
七夕の時期、 東の空を見上げて、一番明るく光っているのがベガ です。そして、 その右下にある明るい星がアルタイル。 この二つの星が天の川をはさんでいます。
そして、左下にある明るい星(はくちょう座のデネブ)を入れて三角形をつくると、有名な夏の大三角になります。
雨が降ると天の川の水かさが増して二人は会えないといわれていますが、この夏の大三角の一つであるはくちょう座が橋渡しをして会える、というお話もあるのですよ。
地球からの距離
光が1年ですすむ距離を1光年と呼びます。
光の速さがどれ位かというと、1秒で地球を7周半できるくらいです。1光年、とてつもない距離ですね。
彦星のアルタイルまでは、太陽から約16光年。織姫のベガまでは25光年。光の速さでもこんなに遠いのです。
二人の距離
では、肝心な二人の間の距離はどれくらいでしょう。
アストロアーツによると、二人の距離は14.428光年。約14光年とします。
仮に二人が二十歳だとして、光よりも遅い音も、とりあえず光と同じ速さであることにして、彦星が織姫にデートの約束をするため電話をします。
織姫のところで電話が鳴って、「もしもし?織姫?」と声を聞けるのは14年後の34歳。
「はい、織姫です。」と聞けるのはさらに14年後の48歳。
待ち合わせが伝わるのが62歳。織姫がOKして76歳。二人が電話を即切りして光の速さで出発して、中間点の場所で出会う頃には83歳ということになってしまうのです。
二人はまさに究極の遠距離夫婦。
年に一度気軽に会える距離ではなかった、と考えるのも、宇宙の広さを感じられる身近で楽しい星のお話になりませんか?