様々な方の「お気に入り絵本」「おすすめ絵本」をご紹介するシリーズ。
第19回目は宗像市にある、メイトム宗像内にある『えほんのへや』司書の深山紗希さんにお伺いしました。
はるのワンピースをつくりに
文:石井睦美 絵:布川愛子
ブロンズ新社
春かぜにさそわれて、さきちゃんは森のちいさな仕立て屋さんに向かいます。とっておきの春のワンピースをつくるのです。さきちゃんの春のきぶんをぎゅっとつめこんだら、どんなワンピースができあがるでしょう。
さきちゃんのワンピースの素材を、ページを戻して探してみたり、自分だったらどんな素材で作るかを一緒に考えたりして楽しむこともできる、楽しい絵本です。
たくさんのドア
文:アリスン・マギー 絵:ユ・テウン 訳:なかがわちひろ
主婦の友社
子どもたちの前につらなるたくさんのドア。楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、怖いこと…ドアのむこうには、何が待ち受けているのだろう? 重たいドアもあるにちがいないし、開けたくないドアだって、あるかもしれない。そうして子どもたちの未来にそっと思いを馳せながら、その人生を力強く後押ししてくれる一冊です。ドアのむこうで待ちうける、楽しみ、哀しみ、喜び、苦しみ、幸せ―すべてをきちんと受け止めて、世界をまるごと楽しんで、味わってほしいという親の願いを、アリスン・マギーが美しく切ない文章にしてくれました。親も子も、一緒に読んで、力と安心感をもらってください。
あくたれラルフがっこうへいく
作:ジャック・ガントス 絵:ニコール・ルーベル 訳:こみやゆう
出版ワークス
新学期が始まると、セイラは学校へ行きます。新しい友達にわくわくするセイラ。ラルフは、学校へ行かせまいといたずらをしかけます。ラルフをかわすセイラ。追いかけるラルフ。
さあ学校へ行ったラルフは何をするのでしょう?
ちょっぴりやきもちやきのラルフは一体どうなるでしょう。
ぼくとクッキーのなかなおり
作・絵:かさいまり
ひさかたチャイルド
人気絵本『ぼくとクッキー さよならまたね』から22年
かさいまりが再び描くふたりの世界
仲良しの友達とけんかした!
どうしよう、なかなおりできるかな…
誰もが経験するもどかしい気持ちを、短い言葉と美しい絵で綴ります。
しぜんにタッチ!シリーズ
はるのくさばなあそび
監修/大久保茂徳(テクノ・ホルティ園芸専門学校講師)
写真/佐野高太郎
ひさかたチャイルド
レンゲソウの花の茎を絡ませながら編んでかんむりにしたり、開く前のタンポポの綿毛を瓶に入れて綿毛の瓶詰を作ったり…。
撮りおろしの写真で、春の草花遊びの楽しさを伝えます。絵本をヒントに、屋外で遊んで、自然を身近に感じましょう。植物に触れて、その性質に気づけば、科学する心も芽生えます。
今回教えてくれたのは
えほんのへや
司書 深山 紗希さん
宗像市にある4カ所の図書館の中でも、0~6歳向けの絵本や、保護者向けの育児書などが置いてあるのが「えほんのへや」。
小さいお子さんを対象にしているので、子どもたちが声を出していてもOK。オルゴールの音楽が流れる館内で、周りに気を遣うことなくお子さんと絵本を選んだり、読み聞かせをしたり、楽しい時間が過ごせます。
【施設紹介】
住所/宗像市久原180
電話/0940-36-0212
開館時間/10:00〜17:00
休館日/毎月第1土曜日・日曜日・最終木曜日