長く続く巣籠生活で、屋外が恋しい毎日。
少しだけでも気分を変えるため、お部屋をお花で彩ってみるのはどうでしょう?
子どもと一緒に飾ってみよう
春はお花がたくさん。
食品の買出しに行った生産者市場で、赤みが入ったイキシアと、こでまり、白と緑のカラー、白とピンクのダリアを見つけました。
自分一人で飾るのはとっても簡単なのですが、せっかくなので子ども達にやらせてみることにしました。
まずは下処理
持ち帰ったらバケツに水を張り、水切りをします。
なるべく深く水を張って底の方で切るとよいです。(水圧で浸透しやすいとか)
切り口は斜めにすると、断面が大きくなり、これもまた水を吸い上げやすい!こうしておくことで、お花の水あげが良くなり長持ちしますよ。
また、葉や枝などが下の方までついている場合は、可愛そうですが落としておきます。(花瓶に飾る場合は水につかると腐りやすい。オアシスに差す場合は邪魔になる。)
花瓶に飾る
今回は花瓶に飾ってもらうことにしました。
まずは、お花をよく見て、お花ごとの一番いいお顔(正面)を探します。つぼみがある場合は、咲いたときのことまで考えましょう。
何となくお花の正面が決まったら生けてみます。
剱山などは使用しないので、枝と枝を支えあうようにして思うようなバランスに配置。何度でも修正できるので、好きなようにさしてOK!
長さも好きなようにカットします。
カットする位置がわからない場合は、花瓶の手前でお花をさかさまにして、花の一番高いところが花瓶の底にくるようにかざし、お花を配置したい位置の辺りで茎をカットします。このとき、少しだけ長めにカットして、もう一度バケツで斜めに水切りしましょう。
こでまり、イキシア、カラーのような長いフォルムのお花は流れを作ります。なのであまり短すぎると寂しいです。
ダリアのような大きく開く花はメインポジションを固めます。
完成
子ども達にそれぞれのお花の特徴を伝えてアドバイスしながら出来上がったのがこちら。なかなか迫力のある作品になりました!
お花と向き合うことで心が癒されたのか、新しいことでわくわくしたのか、子どもたちは終始笑顔でした。
また、お花を思ったように配置する事で、お花の形が映える位置や空間の活かし方を考えたり、とてもいい刺激になったようです。
子ども達と一緒にお花を見ながら、どうやればステキになるか、どうやれば思った位置におけるか話し合うことで、コミュニケーションも取れるし、香りや色に大人も癒された時間でした!
せっかくなので階段の曲がり角、みんながいつも見る場所に飾ってみました。
水替えする時は、このまま掴んで抜いてお水を変えてまた挿します。
水変えの時に切り口がいたみ始めていたときは、いたんだ部分を水切りして落としてください。長さが変わったりかれたお花を外したら、またアレンジし直すのも楽しいですよ。