「つくる」って楽しい!が子どもを育てる

IT時代、AI時代と言われるようになり、様々な情報に手軽に触れることができる毎日となり、子どもたちも目で見ることで知識を得ることができるようになりました。しかし、目で見るだけの知識では得ることができない生の体験をすることで、子どもたちは大きく成長していきます。
2026年夏号のKidsDo福岡版に掲載しているちょこっトピックでご紹介した、オリジナルの絵本作りについてお話を伺った、大井保育園の緒方園長先生の【「つくる」が育てること】の続きをお届けします。

本誌掲載☆「つくる」が育てること

絵本を作る過程で、子どもは頭の中のイメージを、絵・工作・色・形に変換しますよね。これは単なる遊びではなく「まだ言語化できないアイデアを一度外に出して試す」という、いわば思考の試作品づくりです。
これは大人でいう、企画書のラフやデザインのモックアップと同じで、将来的な問題解決力や企画力の土台になります。
創作には正解がありません。「これでいいのかな?」と思いながらも完成させる経験は、「自分の判断でやりきっていいんだ」という感覚を育てます。これは、非認知能力の中でも“自己効力感”が自然に積み上がることにつながります。将来の挑戦意欲や折れにくさ(レジリエンス)に直結する非常に重要な力です。

ここから未掲載部分~「つくる」が育てること

創作は「感情の言語化の前段階としての役割」もあります。
幼児期はまだ感情をうまく言葉にできませんが、創作活動では色や形で表現します。例えば、強い赤やぐちゃぐちゃした線は内面の葛藤や興奮を示していることもあります。
つまり創作は、“心の状態を安全に外に出す装置”として機能しているんです。
これは情緒の安定や問題行動の予防にもつながる、非常に重要な視点です。

最後は少し専門的ですが、「脳の異なる領域を同時に使う統合的な活動」という点です。ゼロから絵本を作るということは、手を動かす(運動野)、色や形を認識する(視覚野)、イメージする(前頭葉)など、複数の領域が同時に働きます。
このような活動は、いわゆる学力だけではなく、“学び続けるための脳の土台”を育てると言われているのです。

今回お話してくれたのは

社会福祉法人ヒトトナリ 大井保育園
〒812-0001 福岡県福岡市博多区大井2丁目7-12
092-621-3057

園長先生の「幸せと自己肯定感に満ちた子どもの育成」という保育理念の元、「遊びを中心に学ぶ」「子どもの主体性を大切にする」「あたたかい言葉かけやあたたかい行動」を大切に、大人も子どももドキドキワクワクした時間を共に過ごせるような保育園を目指した保育を行っています。
未就園児に向けては子育てサロン(親子イベント型、親子での保育疑似体験型など)を月一で開催しています。また、不定期で土曜日開催の子育てサロンもあり、親子で野菜クイズ&給食試食会や芋掘り&クッキング体験会(昨年度開催例)など、たくさんのワクワクが待っている保育園です。
保育園が開いている日は毎日、園庭開放をしていますので気軽に遊びに来てください。

この著者の最新の記事

関連記事

おすすめ記事

  1. 2026-4-27

    【キャナルシティ劇場】劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』千秋楽

    劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』福岡公演がロングランを経て、4月5日(日)に千秋楽を迎えまし…
  2. 2026-3-24

    4歳~小学生は入場無料!生のオーケストラと歌声を子どもたちへ!福岡・九州の演奏家が集結!

    2026年5月6日(水・祝)に福岡市民ホール(中ホール・815席)で開催される「ヘンデル&バ…
  3. 2026-3-1

    私のお気に入り絵本 ~vol. 27 絵本セラピスト、読書アドバイザー、川嶋よしえさん~

    様々な方の「お気に入り絵本」「おすすめ絵本」をご紹介するシリーズ。 第27回目は、絵本セラピスト、読…
募集

電子ブック
友だち追加

プレスリリース

  1. 2018/2/21

    Webサイトを公開しました。
過去の記事
ページ上部へ戻る