★書籍プレゼントあり!★【2020年夏号掲載】おしえて!石田先生!「21世紀を生きていく子どもたちに親ができることは?」
- 2020/6/17
先生の紹介
石田勝紀(いしだ かつのり) 先生
『一般社団法人 教育デザインラボ』代表理事。学習塾の起業・経営や私立中高一貫校の経営・教育改革を通じ3500人以上の生徒を直接指導。その経験で得た教育ノウハウは全国のママたち、教育関係者にも支持され、講演会やセミナーなどを通じて5万人以上の子どもたちを指導。『東洋経済オンライン』での長期人気教育連載コラムは累計8100万PVを記録!
『東洋経済オンライン』で執筆の教育連載コラムが人気の石田勝紀先生。講演会やママ向けの勉強会(Mama Cafe)、執筆活動など幅広く活動する教育専門家です。そんな石田先生に、今回は、子どもの支度が遅い、身の回りのことや片付けができないことなどへの対処法、21世紀を生きていく子どもたちに対して親はどう対応するべきかについて聞いてみました!
Q1.子どもが朝の支度など何をするにも時間がかかりイライラします。どうしたらいいですか?
A. 「人間の体感時間はそれまで生きてきた年齢に反比例する」という『ジャネーの法則』があります。親が36歳、子どもが6歳だったら6:1の年齢比。すると時間感覚はその逆の1:6になるので、子どもは大人ほど遅いと思っていません。私の著書にも書いていますが『早くしなさい』は「呪いの言葉」で子どもを焦せらせるだけで終わってしまいます。ではどうするかというと、「人間、好きなことは早くやりたいし、やるようになる」という原則を使い、焦らないようにして早めていきます。「これを〇時までにやったら○○(子どもの好きなこと)をやろうか!」など、後に楽しみを持たせて競争するなど、ゲーム感覚でやるとベスト!
Q2.子どもが身の回りのことや片付けなど、言ってもなかなかできません。対処法はありますか?
A. 日々の子育てや子どもへのアプローチがぐっと楽になる「人を育てるための重大原則」があります。それは長所を伸ばし短所は指摘しないということです。親はつい子どもの短所ばかりが目につき指摘してしまいがちですが、長所だけを言うようにします。すると子どもは自信を持ち始め、自己肯定感が上がり、その結果、自分で自覚して短所にも前向きに、後から自己修正し始める可能性が高まります。
基本は「短所はいじらず長所を伸ばす!」。それでもママは出来れば子どもが自らやるようになってほしいと思うと思います。その場合、「子ども手帳」などを使って習慣づけさせる方法もあります。
子どもがハマる! 子ども手帳の使い方
①手帳かノートを準備する(好きなデザインを子どもに選ばせてお気に入りの1冊にするとよい)
②1週間分の予定を書き込む
③やり終えたものをマーカーなどで消していく
④ポイント化して、自分がどれだけできたか見えるようにする
ゲーム感覚で楽しむこと!ポイントがたまったらごほうびを与えてもOK!
Q3.これから教育が大きく変わると聞き不安です。21世紀を生きる子どもたちに親はどう対応していけばいいでしょうか?
A. 21世紀は多様な価値観の時代で、1人ひとりの子どもの能力や才能の発揮が期待される時代となります。これまでの「人と同じことが良い」とされてきた時代から、「あなたは何ができるの?」という個性が尊重される時代へと大きく変化していくのです。ではどうやって才能を引き出し、伸ばすのか? やはりそれは子どもの長所をいかに伸ばしていくかが大事です。人は短所はよくわかりますが自分ではなかなか長所を認識できません。当たり前にできてしまっているからです。そして才能や能力はその長所に入っていると言われています。その“当たり前にできてしまっている長所”をさらに引き上げることが最も大事で、短所をなおすことではないのです。たくさんの愛情と、長所を伸ばしながら子どもの自己肯定感を高めていくことでその子らしい“花”を咲かせていくことができると思います。
そして知識や技能を習得するだけではなく、それをもとに「自分で考え、表現し、判断し、実際の社会で役立てる」ことが求められます。そのために必要となる「考える力」を伸ばしてあげることが大事だと思います。
もっと詳しい内容はコチラ➡子どもの考える力を育てる3つの問いかけ
石田先生のおススメの本
同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」になる10のマジックワード
「同じ学校で同じ授業を受けていて、同じ勉強をしているのに、なぜあの子はできて、うちの子は?…?」そう思ったことはありませんか?これまで石田先生が3500人以上の生徒を直接指導し、さらに東京大学大学院で通算6年以上、周囲の東大生にヒアリングした結果、明らかになったこととは…
実は「できる子はつねに学んでいる」のです。
ではその「できる子の習慣」を身につけるには?本書では、その方法の1つとして、どんな親にも簡単にできる「10のマジックワード」を紹介していきます。10の「問いかける」言葉の力で、子どもの頭脳のスペックを引き上げることができるのです。ぜひ、10のマジックワードを手に入れ、子どもに問いかけてみてください。「問いかけ」だけで、子どもは変わります!
著者:石田勝紀
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1500円+税
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