今年の夏は、猛暑だけでなく、台風21号による被害や、震度7を観測した北海道での地震で多くの方が被害にあってしまわれました。
また、台風の影響による豪雨で、直撃した地域だけでなく影響を受けた方々も多くいらっしゃると思います。
被害にあわれた皆さんにお見舞い申し上げます。
いつ何時自分の身に起こるかわからない自然災害。そんな時に、子ども達を守るためにはどうしたら良いのでしょうか。
以前ご紹介した、『教えて!ドクター』の中に、とてもためになるページがありましたのでご紹介します。
非常時の環境を普段の環境に・・・
お子さんを連れて避難するのは、思った以上に大変な事が多いはずです。ましてや、お子さんに持病やアレルギーなどがある方はなおさら不安に感じると思います。
被災したときには、普段必要としているものが簡単に手に入らないこともありますし、そんな状況がいつまで続くのか見当がつかないことの方が多いです。
万が一に備えて、自分だけでなくお子さんに必要なものも、避難バッグに備えておきましょう。
そして、お子さんを守るのは他でもない保護者の皆さんです。ご自身の健康管理も忘れずに!
アレルギーがあるお子さんは・・
アレルギーの症状は、周りになかなか理解されないこともあるかもしれませんが、症状が出たときには重症化する事もありえます。
ましてや、避難所など普段と違う環境であれば、ストレスなどで普段よりも症状が出やすくなる事もあるかもしれません。非常時だからこそ、きちんと対策をとりましょう。
発達障がいがあるお子さんは・・
災害時、たくさんの人が共同で生活しなくてはいけない避難所では、大人でもその状況になれるのはとても困難なことです。発達障がいをもつお子さんにとって、その状況を受け入れることは大人よりもずっと難しく苦手です。
ですが、ポイントを抑えて伝え方を工夫する事で、ストレスを減らすことができます。
いざというときに焦らないように、持ち出しできるサイズのぬいぐるみなど、安心できるお気に入りのものを見つける、災害用のグッズに慣れるなど備えをしておきましょう。
赤ちゃんとの避難など、情報がたくさん
赤ちゃんと一緒の避難所での生活のポイントやコツなど、いざという時に参考になる情報が他にも掲載されています。
突然の災害時に少しでも落ち着いて行動できるよう、心構えのためにも是非ご一読下さい。
また、小さなお子様や、アレルギーを持つ人などが身近にいない方も、ぜひ一度ご確認いただいて、緊急時にはどういう配慮が必要なのか、どういう風に接していけばいいのかを知っておいていただけると、いざというときに助け合って乗り越えていけるのではないかと思います。
その他にもためになる情報は必見!
予防接種から防災まで!
『教えて!ドクター』サイトには、溺水のことだけでなく、子育てに役立つ様々な情報が!
冊子がPDFで紹介されているので、プリントしておくこともできます。(プリントする際はご利用規約を必ず確認して下さいね!)
予防接種のこと、こんなとき何科を受診するの?子どもがいる家庭の防災グッズは何を備えていたらいいの?などの専門的なことから、虫除けの塗り方なんていう日常のアドバイスまで、知っているとためになる情報が満載。
ポイントを押さえた分かり易い解説と、かわいらしいイラストに親しみやすい語り口のコメントで、抵抗なく読めるのであっという間に読み終わってしまいますよ。
アプリがありますので、ダウンロードしておけばいつでもお手元で確認できます。
教えて!ドクター
【主宰】 一般社団法人長野県佐久医師会
【監修】 佐久医療センター小児科
【運営】 教えて!ドクター制作チーム