寒暖差が大きくなり、感染症などの影響を受けやすくなるこの時期、お子さんの急な発熱に備えて『熱性けいれん』について知っておきましょう。
子どもの救急要請が増加!
令和4年と比較し、令和5年の出動件数は増加しています。なかでも、こどもの救急要請は極端に増加しており、発熱・かぜ(熱性けいれんを含む)等による救急要請は「1.5倍以上」となっています。
熱性けいれんとは
一般に生後6か月から5歳までに、発熱時(通常は38度以上)に起きるけいれん発作を熱性けいれんと呼びます。日本では5%以上の子どもが熱性けいれんを起こし、欧米よりも頻度が高いと言われます。熱性けいれんは熱の上がり際に多く、突然意識がなくなり、白目を向いて、身体をそらせるように硬くしたり、手足をガクガク震わせ、顔色が悪くなります。ただし、体の力が抜けて、ボーッとして意識がなくなるだけの場合もあります。
一般社団法人 日本小児神経学会より引用
熱性けいれんの症状は、手足がガクガク震えたり、顔色が悪くなるなど、保護者が動揺してしまうような症状が出るので慌ててしまいがちです。
落ち着いて症状を確認し、救急車が必要な場合、様子を見ても大丈夫な場合を見極めるのはもちろん、万が一救急車を要請する場合に、必要な情報をきちんと伝えられるようにしましょう。
まずは感染症を予防することから!
新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類となり、お出かけしやすくなった今、人の動きが活発になったことで様々な感染症にかかる機会が増えてしまっています。
外出から帰ったら、これまで同様手洗いうがいをしっかりして、感染症にかからない心がけを忘れないことが大切です。
手洗い動画を参考にして、楽しく感染症予防をしましょう!
あわあわ手あらいのうた/ハンドシリーズ
ビオレU/花王株式会社