1990年発足、風呂文化研究会(代表:東京ガス株式会社都市生活研究所)が提唱する「浴育のすすめ」によると「浴育」とは、入浴を通じて生涯、心身の健康をより良く育むために、入浴効果や入浴方法、お風呂の楽しみ方を学ぶこと、としています。入浴時のマナーやお風呂遊びも学べる「浴育」。楽しく取り入れて、お風呂タイムが大好き!な子どもに育てよう!
お風呂は絶好の親子のコミュニケーションタイム♪
入浴中は大人も子どももリラックスして心地よくなり、普段はなかなか話せないことなどをゆっくり話せる貴重な時間です。
子どもが今、気になっていること、日々の出来事など、会話の中から子どもの価値観を改めて見直す機会にもなります。何より子どもが、パパ・ママに「話をちゃんと聞いてもらった」「気持ちを受け止めてくれた」と実感することで、この先の成長にとっても必要な『自己肯定感』が育つのです。子どもと一緒に入浴できるのも10歳前後まで、いつかは必ず離れていきます。肌と肌の触れ合いは言葉よりもダイレクトに愛情を伝えることができるので、子どもが離れてしまうまでの短い時間に、たくさんのスキンシップで愛情を伝えましょう!
子どもと一緒に大人も再確認!お風呂のマナー
温泉や入浴施設に行く機会も増えてくるこの季節、大勢の人が使う風呂場では、守らなければならないマナーがあることを子どもにきちんと教えておきましょう! 親がお手本を見せながら一緒に確認することで、親子で楽しく学べたらいいですね。
1. お風呂に入る前にトイレを済ませておく
お風呂に入るとトイレが近くなることがよくあるものです。入浴中に「トイレに行きたい!」とならないために、事前に済ませておきましょう。
2. 湯船に入る前は必ず身体を洗う
汚い身体のままで湯船に入らず、身体を洗うか、シャワーなどで汚れを落としてから入りましょう。
3. 髪が長いママや女の子は、ゴムで結んで髪をまとめる
湯船に髪が入ってしまうと、お湯が汚れてしまう原因に。長い髪はゴムでまとめてお湯につかないようにしましょう。
4. お湯や水の無駄遣いはやめる
シャワーで遊んだり、お湯を出しっぱなしにしないようにしましょう。
5. 湯船でもぐらない、泳がない
子どもは広いお風呂に興奮しがちですが、湯船はプールではないことを教えておきましょう。
6. タオルを湯船に持ち込まない
タオルを湯船に入れると、細かい繊維やタオルが吸い込んだ汗などがお湯に溶け込んでしまい、お湯が汚れてしまいます。
7.お風呂の中で騒がない、走らない
他の人の迷惑になるだけでなく、ぶつかったりしてケガをする原因にもなります。
8. シャワーを使うときは周りの人を気遣う
洗い場では周りに人にお湯や石鹸の泡がかからないように注意しましょう。
9. 使った後の洗い桶はさっと水で流して片付ける
使った後の桶には、意外と汚れがついています。洗い流して、もとの場所に戻しましょう。
10. ぬれた身体のままで脱衣所を歩き回らない
お風呂から上がる前に、タオルで体の水滴をある程度ふき取っておき、浴室出口にある足ふきマットで足の水分をぬぐいましょう。