
様々な方の「お気に入り絵本」「おすすめ絵本」をご紹介するシリーズ。
第27回目は、絵本セラピスト、読書アドバイザーの川嶋よしえさんに伺いました。
わんわん ばぁ!
作・絵:さいとう しのぶ
PHP研究所
わんわーん! こっち おいでー! きたきた! あれ? どこいった? みんな大好き「いない いない ばあ!」のわんわん版!
あっ、わんわん! おーい わんわーん! こっち おいでー! あっ きた! きた! あれ? わんわん どこ いった? いない いない! 「ばあ!」
みんな大好き「いない いない ばあ!」のわんわん版。愛らしいわんわんの登場に、くり返しページをめくりたくなる1冊。
「わんわん」と言えるようになったお子様に!
この本は語りかける側からの言葉だけで構成されており、声に出して読んではじめて話として成立する絵本。
読みはじめると、子どもは自分が声をかけられたと思って寄ってきて、そこから会話になっていきます。
保育園などで読んだ時には、もう一度読んで!もう一度読んで!と3度も続けて読んだこともあります。大喜びだったこともあって、後から園で購入して、今でも繰り返し読んでいるそうです。
春の絵本
ちょうちょちょうちょ
作:きくちちき
偕成社
花から花へひらひらと舞うちょうちょは、身のまわりの生きものの中でも、特別に幼い子どもたちの興味をひきつける存在です。「ちょうちょ ちょうちょ どこから きたの?」「ちょうちょ ちょうちょ なにしているの?」素朴な問いかけにみちびかれて、ちょうちょの魅力を詩情ゆたかに描きます。
ブラチスラバ国際絵本原画展で2度の受賞にかがやき、国際的にも注目されているきくちちきさんが、特色印刷の描き分け版で描く美しい絵本。
是非時間をかけてページをめくって、1ページ1ページ味わって欲しい本です。
山のフルコース
作:はらぺこめがね
小学館
山の奥のその奥に、1軒のレストランがありました。ここは「レストラン山」。メニューは「山のフルコース」のみ。どこからかお客さんがやってきました。「いらっしゃいませ。」窓から見えるのは美しい山並み。これから、長い長いフルコースの始まりです。
この本は題名にもある通り、山のレストランでフルコースを頂くお話です。でもそれは、ただの料理ではありません。とても美しく、とても手間がかかっていて、そしてとてもありえない料理。そのありえない美味しい料理を、絵本の中で存分に堪能できるのです。
驚きながらも想像の味を楽しみ、本を閉じた瞬間に大人も子どもも喋りはじめます。どんな味がするのかな?あれは驚くよね?最後は?何度読んでも新鮮な思いで楽しめる一冊です。
ひみつのたからもの
作:豊福まきこ
BL出版
街で、ほかのネコから「一緒に魚を食べよう」と誘われたネコ。断って帰っていくネコに、ほかのネコたちは、「ネコなのに魚が食べたくないなんて、へんなやつだなあ」とうわさします。でも、ネコは魚が嫌いなのではなくて、食べたくないほどに大好きなのでした。
「好き」の気持ちをだれにも話せなかった魚好きのネコでしたが、ある日、同じように、「ことりが好きなんてへんなやつ」と言われているネコに出会い・・・。
秘密を持っているぼくは、友達の誘いを断ってまっすぐ家に帰ります。そこには大切な大好きなものが待ってるから。
ある日仲間の輪に入らない一匹の猫と友達になります。仲良くなった二人は互いの家に行くことに。そこには秘密の大切なものがありました。
大切なものをキラキラした目でみる姿、大好きなものについて語り合う友達の大切さ、そして何よりも豊福さんの感情豊かな絵に引き込まれる一冊です。
ライオン
文・絵:ウィリアム・ペーン・デュボア
訳: まさき るりこ
瑞雲舎
昔、どうぶつたちは天の宮殿で天使たちによってつくられ、地上におくられていました。ある時、一人の天使の頭に「ライオン」という名まえが思い浮かびました。最初に描かれた時には、小さな変な姿でしたが、何度か質問を繰り返しては手直し続け、最後にはとうとう、かんぺきに美しいどうぶつ「ライオン」が作り出されました。。
表紙も素敵な絵ですが、見返しも目を引きます。むかしむかしのおはなしです。まずは一度読んでいただきたい本です。
パパに読んでほしい!
パパさんぽ
著者:きくちちき
文苑堂
「くまちゃん どこいこうか?」パパとくまちゃんはおさんぽに出発。ところが、気まぐれなくまちゃんはあっちへこっちへ。どんなおさんぽになるかな? 人気作家きくちちきさんの、パパと子どものふれあいを描くシリーズ3作目。
最後のページでパパのお疲れっぷりがちょっと見えるのも微笑しいです。
今回教えてくれたのは
絵本セラピスト・読書アドバイザー
川嶋 よしえさん
普段は近隣の公民館などで読み聞かせをしている川嶋さん。
他に粕屋町立図書館、アジア美術館、また最近はおとな向けに本や紙芝居をする機会も増えてきたそうです。
「絵本は子どもにとって大切なものですが、大人にも伝わるものが沢山あります。子どもと一緒に絵本の世界を楽しんでほしいですね。」とお話されてます。























