なんとなく、話をすることがタブーになりがちな性の話題。
子どもたちから、自分たちがどこから生まれてきたのかを尋ねられた時、皆さんはどんなふうに答えますか?
子どもたちの疑問にきちんと向き合い、生まれてきた素晴らしさや愛されている安心感を伝えて”生きる力”を育んでほしい。そんな思いを福岡のママに伝える長崎さんにお話を伺いました。
とにかく明るい性教育 パンツの教室って?
【性】は、身近にあるけれど、誰もが触れたがらない。
でも、それは子供の人生を左右する、とても大きな問題。しかし正しい情報、間違った情報の判別がきかないほどの、
たくさんの情報は、スマホで入手出来てしまう世の中。だからこそ
『内に閉じこもりがちな性教育をもっと、明るく、開放的に
子供たちと向きあえるようになってほしい。』『子供たちに、将来大切な相手ができたとき
お互いを尊重しあえるパートナーシップが築けるようになってほしい』そんな思いから、
とにかく明るい性教育【パンツの教室協会】を設立致しました。
代表の『のじまなみさん』から始まったその思いを、各地のインストラクターが全国のママに伝えています。
インストラクターになろうと決めたきっかけは?
インストラクターを決意する前から、代表の「のじま先生」のメールマガジンを読んでいました。
転機になったのは、3人目の長男が生まれた時。おむつ替えやお風呂など、初めての男の子のお世話をどうやったらいいのかと戸惑いました。また、将来思春期を迎えたときはどんなふうに接していくのかと、漠然と不安も感じていました。
そんな時、のじま先生が協会を設立して、先生の思いを伝えるインストラクターの養成講座を開催すると知ったのです。
我が子には「生きる力」がある子になってほしいと思っていたので、もっと子どもたちと向き合いたい、そして九州のママたちにも伝えられたら、という思いで受講を決めました。
生まれてくることのすばらしさ・命の尊さを伝えられる性教育は、子どもが自分自身の存在に自信が持てるようになり、生きる力をつけるきっかけになると感じたのです。
インストラクターになってご自身や家族に変化はありましたか?
性の話から、体の仕組みや年齢に従って訪れる体と心の変化を学んで、不安がなくなりました。
男の子のお世話の仕方だけでなく、この先の成長の過程を知ることで将来の見通しが立ったからです。心に余裕が生まれて、子どもたちの成長が楽しみになりました。
我が子たちには、自分の言葉でどんなふうに生まれてきたのかを伝えました。
まだ幼稚園だった長女が「私ってすごい!」「ママも、生まれてくれてありがとう。」と言ってくれたんですよ。
自分だけでなく、周りの人の命も尊いと感じてくれたのです。この時初めて私自身も、“生まれてきてよかった”と心から思えました。子どもたちだけでなく、私自身も自己肯定感が上がったんです!
KidsDo世代にはまだ早いように感じる性教育ですがいつごろからがいいのでしょうか?
3~5歳だと、まだ早いと思ってしまいますが、10歳くらいまでに親子でお話できる機会があるといいです。大人はこれまでのイメージや知識から、照れてしまったりはぐらかしがちですが、子どもたちは先入観がないから素直に聞いてくれます。
親から子へ伝えることで、祝福されて愛されて生まれてきたことも一緒に伝わるのです。
誰もが感じているであろう「どう話したらいいかわからない」という部分をパンツの教室で知って、明るく楽しく伝えてもらえたらと思っています。
生まれてきたことやお互いの体のことを知ることは、異性をいたわる気持ちや思いやりの心を持つことに繋がります。
子どもたちが大人になった時に、思いやりがあふれる世の中になっていて欲しい。そのために、これからも頑張るママのお力になれたらと思っています。
とにかく明るい性教育 パンツの教室は、長崎さんをはじめ多くのインストラクターが、各地で体験会や講座を開催しています。(現在はオンラインのみ)
詳しい情報は、パンツの教室サイトをご覧ください。