先生の紹介
石田勝紀(いしだ かつのり) 先生
『一般社団法人 教育デザインラボ』代表理事。学習塾の起業・経営や私立中高一貫校の経営・教育改革を通じ3500人以上の生徒を直接指導。その経験で得た教育ノウハウは全国のママたち、教育関係者にも支持され、講演会やセミナーなどを通じて5万人以上の子どもたちを指導。『東洋経済オンライン』での長期人気教育連載コラムは累計1億PVを記録!
『東洋経済オンライン』で執筆の教育連載コラムが人気の石田勝紀先生。講演会やママ向けの勉強会(Mama Cafe)、執筆活動など幅広く活動する教育専門家です。そんな石田先生に、今回は、幼児期の子どもの才能の伸ばし方、子どもの考える力や創造力を育てるのに効果的なこと、子どもの上手な褒め方などについて聞いてみました!
Q1.幼児期の子どもの才能の伸ばし方を教えてください
A. 重要なのは、その子なりの与えられた才能を引き出すことです。他との比較をしないで、その子の中での良い部分の比較をすること、長所を高めること。これができると、親の言葉がけが変わり出し、子どもの自己肯定感が上がり、知能が高まる土台が作られるという仕組みです。また、たくさんの「経験」をすると、自分がやりたいことや学力の向上につながったりするので、たくさんの経験が含まれる「遊び」も重要です。
Q2.子どもの考える力、創造力を育てるのに効果的なことは何ですか?
A. 普段から下のような3つのアプローチで「言葉がけ」をすることで「考える力」がおのずと増えていくと思います。
「まとめるとこれはどういうことなんだろうね」
→“自分の言葉で”語らせる
「なぜそうなの?」「なぜだと思う?」
→疑問に思わせる
「どうしたらいいと思う?」「どのように感じた?」
→手段や方法を考えさせる
Q3.子どもが何をするにも時間がかかりイライラします。どうしたらいいですか?
A. そもそも大人と子どもの時間感覚が全く違うので、同じ時間でも子どもは大人ほど遅いと思っていません。「人間、好きなことは早くやりたいし、やるようになる」という原則を使い、子どもが焦らないように早めていくのが効果的です。「これを〇時までにやったら〇〇(子どもの好きなこと)をやろうか!」など、後に楽しみを持たせて競争するなど、ゲーム感覚でやるとベスト!
Q4.褒めて伸ばしたいのですが、上手な「褒め方」がわかりません。
A. わざとらしく褒めるよりも「子どもの自己肯定感を引き上げる10のマジックワード」を使ってみてください。
4.「さすがだね〜」5.「知らなかった!」6.「いいね〜」
7.「助かった!」 8.「ありがとう!」 9.「うれしい!」
10.「〇〇(子どもの名前)らしくないね~」
ポイントは軽く、短く!言うこと。これを使うことで子どもの自己肯定感はぐんぐん上がっていきます。
石田先生のおススメの本
『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』
「早くしなさい!」「ちゃんとしなさい!」「勉強しなさい!」子どもに向かって、毎日こんな言葉をかけてはいませんか?これらはみんな子どもたちへのNGワードで、石田先生は別名『呪いの言葉』とも呼んでいます。親の言葉が変わると、子どもの自己肯定感が上がります。親の言葉が変わると、子どもの将来も変わります。言葉は呪いにも魔法にもなるのです。この本には、「子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば」と、その効果的な使い方が具体的にわかりやすく書かれています。あなたも呪いの言葉をやめて魔法の言葉を使い、子どもをぐんぐん伸ばしてみませんか?
著者:石田勝紀
発行:集英社
定価:1400円+税
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