生まれながらに持つ「生きる力」を伸ばすため、
日々の声かけや活動に様々な特色!
24年前、6名の女性が「働く女性たちのために子どもを預ける場所を作ろう」と託児室を設立したのが始まり。町内で最初に一時預かりを始めるなど働くママたちに寄り添い、平成27年には認定こども園となりました。カウンセラーのいる保育園として心理学の理論や心理療法のテクニックを保育に応用。園内外の方の無料子育て相談も行うなど心理カウンセラーでもある、野間園長先生にお話を伺いました。
指示を仰ぐのではなく、自分で考える!それが生きる力に!
子どもたちが生まれながらに持つ「生きる意欲」「育つ力」「自分を大切にする心」をそのままに、大人がその芽を摘まないようにと思っています。例えば職員はなるべく指示語・禁止語を使わないようにしています。「〇〇していい?」と聞かれたら、「いい」「ダメ」ではなく「あなたはどうしたいの?」「どう思う?」と聞き返します。自分で考える力を大切にしています。
英語教材やタブレットを使ったICT教育の取り入れ
21世紀を生きる子どもたちに向けての保育として、ICT(情報通信技術)にふれる時間を作っています。ひとつは英語で、ネイティブが話す英語教材を使います。ネイティブの教材を使うことで毎日短時間でも確実に英語にふれることができます。0歳児クラスから毎日10分行っていて、一緒に発音したり歌ったり踊ったり、みんな大好きな時間です。
また各クラス月に1~2回、21世紀型スキルのうち創造力、チームワーク力、ICT活用力を高めるため、タブレットを使う時間もあります。タブレットで絵を描き完成したらスクリーンに投影し、それからインタビューです。動物や魚なら「名前は何?」「エサは何を食べるの?」など、スクリーンを動く絵を見て、物語をどんどん広げていきます。
先生やお友だちと冒険の旅へ!フィールドアドベンチャークラブ
希望者のみですが、月に1~2回「フィールドアドベンチャークラブ」という課外活動があります。最初は公園などですが、山登りや川遊びにミカン狩り、和白干潟にカニを捕まえに行ったりなど、子どもたちにとってはまさに冒険の旅!自分のことは自分でしようと約束をするので最初は大変ながらも、年長さんになると準備や片付けなど自分でできるようになっています。
※掲載情報は取材時2019年4月時点のものです