約20年にわたり七田チャイルドアカデミー 東京本部長、九州本部長、企画運営などを経て、現在各種教育機関のコンサルティングやアドバイザーとして多方面にて活躍中!また、TNCテレビ西日本「ももち浜ストア」、RKBラジオ「櫻井浩二インサイト」のコメンテーターとしてメディアにも多数出演中で悩めるママ達の応援団でもある、中山淳子さんにお話を伺いました。
Q1.子どもと家で過ごす時間が多くなると、ついイライラして怒ってしまうことが多いのですが、ストレスがたまった時はどうしたらいいでしょうか?
ストレス、たまりますよね。わかります。子どもと一緒に過ごす貴重な時間だからできるだけ笑顔でいたい!と頭ではわかっているけれど。大好きな我が子とはいえ、自分の時間が無い今の状況は、やっぱりキツイですよね。
私がおすすめするのは「ひとりになる」時間を意識して作ること。「え?!今、外出もままならないので一人の時間なんて作れない!」という声が聞こえてきそうですが、夜が明ける時間も早くなってきましたよね。朝、ちょっと早起きしてみませんか?私は朝、5時に起きてます。早起きした時間を意識して作ることをおススメします。私は子どもや夫がおきる前の1時間にお気に入りのコーヒーを飲みながら(これはいろんな銘柄のコーヒーを試しています。今、お買い物に行けなくても通販というありがたい味方が!)ゆっくり朝刊を読み、SNSなどを見たり、たまっているDVDやドラマの録画を見たりしています。
あっという間の一時間。でも一日子どもと家の中にいなければならない私の貴重な一人時間。この一人時間でストレスもどこかに飛んでいき、子どもや夫がおきてくるころには笑顔で「おはよう!」と言えるのです。寝坊してしまってこの時間ができないこともあるでしょう。子どもももしかしたら一緒に早く起きてくることもあるかもしれない。でも意識して早起きして自分時間が作れた時の喜びは大きい!!おすすめします!
Q2.テレビやラジオの出演、講演会など毎日忙しい中、お子さんとどのように過ごされていますか?お子さんと接するときに大事にしていることなどがあれば教えてください。
子どもと接するときに気を付けていることは、子どもと接する時間は短くても、短いなりにその時間をぎゅっと濃縮した時間になるように。子どもも私も満足、幸せな気持ちになるように。そのためには子どもの話を全身で聞く、ということを大事にしています。
目を見て、できるだけ同じ視線の高さで。「ながら聞き」もできるだけしないように。その上で手をつないだり、抱っこしたり、ひざの上に座らせたり、とスキンシップしながらを心がけています。自分に余裕がない時は空返事をしてしまったり、何か他の用をしながら返事をしたり子どもの言葉を聞こうとしてしまいがちですが、小学高学年になった今でも「お母さん、ちゃんと話聞いてくれてる?」とそんな時は言ってきます。あ、全部見透かされている、と反省。私たちだって、私たちの話をパートナーである夫が空返事をしたり、ゲームやPC作業をしながら返事をされたら「ちょっと聞いてくれてるの?」とムッとしてしまいますよね。子どもだって同じです。どんなに幼い子どもでも。子どもはムッとするよりも「ママは自分のことを好きじゃないのかな」と不安になってしまいます。
なので自分自身が忙しい時には「お母さんは今、どうしてもしないといけないことがあるので忙しい。これが終わったらしっかりきくからね」と伝え、約束した通りに、自分の用(家事含む)が終わった後には、約束通り子どもに「お母さん、今、用が終わったから話を聞くよ!おいで!」と呼び掛けて全身で子どもと向かい合います。
Q3.そろそろ仕事を始めたいけど、仕事と家事や育児を両立できるのかが不安…というママも多いと思います。どのようにやりくりされていますか?
全部100パーセント完璧にやろう!と思わないこと。仕事も子育ても家事も100パーセント全力で、完璧になんて無理です!!
自分ができる範囲で、自分にストレスがかからない範囲で家事も子どもと向き合うこともできたらそれでOK。「良い加減」でいいんです。その中で何かひとつでも今日やろう、と心がけています。
家事でも例えば掃除。今日は洗濯だけがんばろう。掃除機は明日でいいや、とか
育児にしても今日は絵本を1冊だけ読もう、外遊びは週末でいいや、とかいう感じです。そのひとつができただけでも「私、がんばった!100点満点!」と自分で自分をほめています。(悲しいかな、主婦や母親業って誰からも褒めてもらえませんもんね。ならば鏡の前に行き、自分で自分をほめる!!自画自賛!!最初は照れるかもしれませんが、やってみるとなんだか楽しくなってきますよ)
そして全部自分でやろう、としないこと。パートナーであるご主人に自分の思いは伝えること。「以心伝心」って言われますが、パートナーとの関係、家族との関係では「伝えないと伝わりません」。自分の思いは。「今日は後片付け、手伝ってもらいたいな」と伝えてみる。「週末、子どもと遊んでもらいたいな。私は私ひとりの時間がほしい」と伝えてみる。「疲れたので今日の夕飯はテイクアウトでもいい?」と伝えてみる。
「以心伝心」じゃなくて「以心『発信』伝心」。私が大事にしていることです。
中山淳子さんの著書『超ママ力』
子育ても仕事も夢もあきらめない! ワクワクの魔法で最高のワタシになる!
主婦として、母親として、ワーキングウーマンとして数々のミラクルを起こし、地元福岡の情報番組でコメンテーターとしてタレントデビューも!
打算や消去法の左脳ではなく「おもしろそう、やりたい! 」から来る右脳ワクワクな直感力、共感力、伝播力が、中山さんの人生をイメージ通りに最高に楽しく実現させた「魔法」だったのです。
ご自身のミラクルな実体験をベースに、子育てだけではなく、仕事や対人問題など誰でも実践できる方法が赤裸々にわかりやすく書かれています。子育てや仕事のこと、日々の出来事で悩みがある、元気や自信を無くしている…そんなママにおススメしたい一冊です。
著者:中山淳子
発行:リボンシップ
定価:1500円+税
KidsDo LINE公式アカウントをお友だち登録後、LINEトーク画面のメニュー「読者プレゼント」よりご応募ください。
中山淳子さんのブログをチェック!➡「超ママ力」中山淳子のパタパタ日記