【どうするわが子の習い事】
英語って必要?~教えて!先生!

開始年齢がどんどん低年齢化している英語教育。
日本では使う機会はまだまだ少ないし、本当に必要なの?
と、感じている方もいらっしゃるかもしれません。
本誌で掲載しきれなかったけいこ先生への質問をまとめました。

どうして小さいうちからはじめるといいと言われてるの?

――小さいうちからのレッスンは大切ですか?

けいこ先生
「小さいうちは聴覚も舌もあごも柔軟です。赤ちゃんが毎日パパやママのお話を聞いて言葉を覚えるのと同じ様に、英語も小さいうちから触れていると、 日本語には無い難しい発音もちゃんと聞き分けて発音できるようになる んですよ。先生とのコミュニケーションツールとして、成長の途中で楽しみながら正しい英語に触れることで、『英語=楽しい』と感じ、自然と吸収していくことができるんです。」

――私達が日本語を話せるようになっていくように、英語も覚えていくわけですね。
では、お子様が成長していくと赤ちゃんと同じ様に習得していくことは難しいですか?

けいこ先生
「お子様が小学生に上がるころには脳の90%が完成されるといわれてます。小学校からは毎日学習に取り組むようになり、教科に組み込まれてから学び始めると『英語=勉強』と認識してしまうようになります。」

――そうなると、苦手意識や照れなどの感情も出てきて素直な気持ちで習得するのが難しくなってしまうお子様も出てくるかもしれませんね。

けいこ先生
「苦手と感じてしまう前に、英語って楽しいと感じてもらうことが、成長して【教科】となった後も継続していく力になります。」

小さい子が1時間近くのレッスンに集中できるの?

――カリフォルニア外語学院では、幼稚園の教室を借りて、課外として希望者にレッスンを行われているので、年少さんから生徒さんがいらっしゃいますね。
お子様たちはレッスンに集中できますか?

けいこ先生
「私達のレッスンでは体を動かしたり、アクティビティや歌を取り入れて、遊んでいる感覚でレッスンを進めます。小さいうちは、 遊びの延長で習得できる 事が一番だと思います。それが、【楽しい】に繋がります。」

――ネイティブの先生と触れ合うことで遊びながら正しい発音を身につけるということですね。

けいこ先生
「ネイティブの先生とのレッスンだけでなく、日本人の先生ともレッスンを行います。カリフォルニア外語学院では50分のレッスンを25分ずつに分けて、外国人の先生と日本人の先生のチームでレッスンする事により、どちらか一方だけでは補いきれない部分をお互いにカバーしあっているんです。先生が交代する事で、お子様たちも気持ちの切り替えになっているようですよ。」

――ずっと集中するのではなく、楽しい時間を切り替えながら続けているのですね。

沢山ある教室からどうやって選ぶ?

――お話を伺う中で、英語を学ぶ大切なポイントが少し見えてきたように感じます。
・楽しいと感じられること
・楽しいことが集中や継続に繋がるということ

どちらの教室も、おそらくこのようなポイントを抑えているかとは思いますが、けいこ先生が思う教室選びのポイントはありますか?

けいこ先生
「将来的なことを考えると、会話だけでなく 【話す・聞く・書く・読む】の4技能を身につけられる教室 が良いのではないかと思います。もちろん、話すことや聞くことはきっかけにはなりますが、その後必ず書いたり読んだりする力が必要になりますので。最初は会話だけだったとしても、書く力・読む力をつけられる教室が良いと思います。
それから、自分が指導しているので良くわかるのですが、日本人の先生だけ・外国人の先生だけでは補えない部分があるので、両方の先生から学べるというところもポイントになるのではないかと思います。
あとはやっぱり お子様が楽しいと感じられるかどうか ですね!そこは体験教室などを利用して、 パパやママがお子様たちの様子をよく見てあげることが大切 だと思います。」

フォニックスってなぁに?

――英語教育のことを調べていると、時々耳にする【フォニックス】という言葉。これはなんでしょうか?

けいこ先生
「簡単にいうと、アルファベットの音のことです。私達は普段【A・B・C】を【エー・ビー・シー】と読みますが、 フォニックスでは単語になったときの実際の発音を学びます。 それをつなげることで、アルファベットで書かれた単語を読むことができるようになるんですよ。アメリカやイギリス・オーストラリアなど、英語を母国語とする国での一般的な学習方法なんです。」

――カリフォルニア外語学院でもフォニックスを取り入れているということなので、生徒さんたちは年少のうちに読む力も自然と身についていくわけですね。

英語は使う機会がない!それでも身につくの?

――日本では、日常生活の中に英語を使うシーンは殆どありません。両親ともに英語が話せないご家庭が殆どで、中には苦手に感じている保護者の方もいると思います。家庭での対応はどうしたらいいですか?

けいこ先生
「英語の音楽を聴いたり、海外のアニメを英語で見たり、 音をインプットするだけでもずいぶん違います よ。中には『私は英語は苦手なので・・・』とおっしゃるママからの相談もありますが、お家で英会話しなくても、宿題を一緒にやってみたり、今日習ったことを聞いてみたり、お子様から英語を教えてもらうのもとても良いと思います。」

――使う機会がないのに身につきますか?

けいこ先生
「使う機会がない日本だからこそ、レッスンの場で先生と会話したり読む練習や書く練習をすることが、【機会】になるのだと思います。週に1回という短い時間に感じられるかもしれませんが、英語が好きになるきっかけになれば、それは習得に繋がっていくのだと思います。」

2020年、小学校での英語必修化

――2020年度より、小学校3年生から英語が必修になります。私達も学校での英語教育を受けてきましたが、これまでの英語教育とこれからの英語教育についてどんな風に考えますか?

けいこ先生
「具体的にどう変わるかというのは、私は正直なところまだわかりません。これまで自分が教わってきたことを振り返ってみると、もっと実践的な教育に変わっていくといいなと思っています。さらに、どの学年にも、英語を話せる人が英語に携わってくれたらと思っています。みんなが英語を楽しいと感じてくれるようになると、もっと英語が身につくのではないかと思います。」

今回はカリフォルニア外語学院の東 景子先生にお話をお伺いしました。
ありがとうございました!

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