有永佳子先生の「幼稚園と小学校生活の違いは・・・入学への心得は・・・」 

先生の紹介

有永佳子(ありながよしこ)先生
去年まで福岡市内の小学校に37年間勤務。人生の半分以上を学校で過ごす。その頃習っていた大好きなゴスペルの先生の紹介で心理カウンセリングスクールに通い研究コースを卒業。夢を喋ったのがきっかけで、不登校支援をしているひまわりの会と出会いワークショップや講演会に参加。 最近では不登校支援のカフェココオーナー松本さんと一緒に親子の居場所の大切さをYouTubeで発信している。

幼稚園と小学校の違い

幼稚園と小学校生活の一番大きな違いは、小学校では学習が始まると言うことです。
それは、机と椅子に一定の時間座って先生の話を聞くことが習慣づけられるわけです。この学習形態は日本で150年も前から変わっていないのですが、まだ急には変わりそうにないので、机についてじっとすることが日々求められます。

また、入学してから1週間ぐらいの間は午前11時には下校しますが、子ども達は慣れない生活のため毎日ぐったりと疲れて家に帰ってきます。 子ども達はそれぞれカラーの違う保育園や幼稚園から入学してくるので、実にさまざまな友達がいるわけです。
例えば、保育園は泥んこ遊びを大事にする園があったり、キリストの教えを大切にする園があったりと、独自性のある保育園もあるからです。

新しい人間関係へのとまどい

きっと幼稚園に通っていた子どもは、保育園から来た子どもを見てびっくりするでしょう。これまでと違う人間関係にあたふたすると思います。
 このことは、特に感受性の豊かな子どもにとってはより大きな刺激となって、ある時は身体に変化として表れるかもしれません。

「学校に行きたくない!」「友達が出来ない!」と言うかもしれません。それはごく自然な反応です。うちの子はどうかしている!と心配しなくていいのです。
そういう時は、「明日休んでもいいよ」と受け入れて、その気持ちを認めてほしいです。

子どもの居場所をつくること

一番大事なのは、子どもの居場所を家の中に作ることだと思います。
居場所というのは、「何でも言えて」「認めてあげる」親子の会話に尽きます。
たとえ「学校に行きたいない!」と聞いてもビックリせずに「そうなのねー」と受け止めてほしいなと切に思います。
決して「なんで行かないの!」「みんな行くのにどうして?」と責めないでください。

 親がイライラしたり、怒ったりすると全て子どもに影響を及ぼします。少々何があっても、周りの子と我が子が違っていてもでんと構えてください。
また兄弟姉妹と比較するのも絶対にやってはいけないことです。兄弟姉妹は必ずと言っていいほど性格は違うし、行動も異なるものです。

子どもにとって一番大切なことは

一番理想的なことは、とにかく子どもを褒めることです。
「朝ちゃんと起きたね!」「挨拶が上手ね!」「笑った顔がかわいい!」等々、褒めるとやる気も起きます。
子どもに自信が出てきます。
たとえ他人から悪く言われようが、担任から呼び出されようが、我が子の味方に徹底的になってください。そうすると、そのうちに我が子は本当の力を発揮するようになります。
我が子を信じることが大切です。
親は子どもの応援団になりましょう!!!

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